マタニティーブルーの症状と対処方法|産後うつとの違い

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マタニティーブルー
マタニティーブルー

出産直後の数日間~1週間、初めて赤ちゃんを産んだ人に多くみられる症状がマタニティーブルーですよね。マリッジブルーという言葉は聞いたことあるけれど、マタニティーブルーはあまり聞いたことがないという人も多いのではないでしょうか。「マタニティーブルーって何?」という人も数多くいます。
マタニティーブルーとはどのようなものなのでしょうか?

マタニティーブルーとは?

妊娠中・産後直後になりやすく、特に産後の精神状態が不安定になることをマタニティーブルーといいます。マタニティーブルーは初産のママが多く経験していて、珍しいことではなく、正常な反応のひとつです。

マタニティーブルーがおこる原因は、ホルモンバランスだといわれています。妊娠することで身体のホルモンバランスが変化していたのが、出産することで再びホルモンバランスが大きく変化します。出産後2~3日目で胎盤から分泌されていたホルモンが失われていきます。このホルモンバランスの急激な変化で、情緒不安定になるのです。またこれだけでなく、赤ちゃんが生まれることで、これまでの女性・妻・娘の立場に加えて「母」が加わります。

妊娠中から少しずつママになっていくんだなぁという心の変化はあっても、実際に赤ちゃんと対面することで「母」の立場を実感します。心の準備をしていたはずなのに、どうしてもとまどいはおきてしまいますよね。これらが重なって、マタニティーブルーになってしまうのは当然なのです。マタニティーブルーは産後2~3日頃から始まり、退院する産後7日目~退院後数日で自然に治っていきます。

マタニティーブルーの症状

マタニティーブルーには、主な症状があります。出産直後にこれらがいくつか当てはまったら、その期間はマタニティーブルーかもしれませんね。1~2週間ほどで、マタニティーブルーの症状は少しずつなくなっていきますよ。

わけもなく涙もろくなる
気分が沈み、落ち込んでしまう
イライラして、周囲に八つ当たりしてしまう
食事が食べられなくなる、または逆に食べ過ぎてしまう
集中力が低下する
気分がコロコロ変化してしまう

マタニティーブルーの対処方法

マタニティブルーの女性
マタニティブルーの女性

マタニティーブルーの多くは時間が経てば、ホルモンバランスが妊娠前の状態に戻っていくにつれて、自然に改善していきます。また、睡眠時間をしっかりとることで和らげることも可能ですよ。ただ、赤ちゃんの授乳があるのでまとまった睡眠時間をとることは難しいですよね。里帰り出産の場合は、数日は親に協力してもらいましょう。里帰り出産している人は、実家にいるという安心感と、育児を親に協力してもらえることもあり比較的マタニティーブルーが治るのが早くなるようです。里帰りしない場合は夫の協力が必要になってきます。

マタニティーブルーは、ホルモンバランスの変化もありますが、精神的・肉体的疲労が重なると治りにくくなり、産後うつになってしまうこともあります。リラックスして精神的に安定できるような環境づくりも大切なんですよ。人間関係や育児の環境などで、退院後にマタニティーブルーになってしまう人もいます。夫だけでなく、周囲の理解と思いやりが大切です。出産前から周囲の人に「マタニティーブルーはこのような症状だから協力してね」とあらかじめ言っておくといいかもしれませんね。

マタニティーブルーを乗り切るためには、あなた一人だけではなく周囲の協力が必要なのです。自分でできるリラックス方法としては、ハーブティーを飲む、アロマバスをしてみるなどの方法がありますよ。

マタニティーブルーと産後うつの違い

産後うつの女性
産後うつの女性

マタニティーブルーは1~2週間で治っていくのですが、それ以上マタニティーブルーに似た症状が続くと、産後うつの可能性があります。マタニティーブルーと産後うつの症状は似ているのですが、違うものです。産後うつは、産後1ヶ月頃から症状が出始め、人によってはマタニティブルーから産後うつへと移行してしまう場合もあり、マタニティブルーが長引いているだけ、と放置してしまいがちです。1ヶ月以上、マタニティーブルーに似た症状が続くようなら、産婦人科で相談することをオススメします。産後うつは、ほかのうつ症状と違い、早めに治すことが可能です。

マタニティーブルーは、多くの人が経験する症状です。周囲の理解と思いやり、協力があれば長続きすることもありませんよ。そのためにも、出産前から周囲の人にマタニティーブルーを知っておいてもらいましょうね。