マタニティヨガは、マタニティビクスとはまた違うもので、精神と身体、そして呼吸の多バランスを整えるためのヨガです。マタニティビクスは、筋力・持久力をアップさせることが中心になりますが、マタニティヨガは肉体面だけでなく精神面からもバランスを整える体操なのです。マタニティヨガとはどのようなものなのでしょうか。
マタニティヨガとは?
マタニティヨガは、鼻呼吸を中心とした呼吸法を行い、骨格を整えて出産しやすい身体を作り、精神的にリラックスするために考え出されたプレママのためのヨガです。マタニティヨガは、おなかの中の赤ちゃんにとって負担にならないようなポーズをとるので安心です。また、呼吸法も激しいものは除かれています。
これまでヨガをしていた人は、妊娠したらマタニティヨガに切り替えてくださいね。無理に通常のヨガを行なっていると、無理な体勢になってしまい、おなかの赤ちゃんにもよくありませんから妊娠期間中はやめておきましょう。マタニティヨガで行なうことは、体操・呼吸法・瞑想(イメージトレーニング)の3種類です。
体操
呼吸に合わせながら、身体を伸ばす・ひねる・反るなどのポーズをとります。いずれもおなかに負担にならないようにできるマタニティヨガを行ないます。このとき、反動をつけて伸ばしたりひねったりするのではなく、自分のペースに合わせて身体を動かします。最初はあまり動かなくても、マタニティヨガを続けていくうちにできるようになります。
呼吸法
鼻呼吸での腹式呼吸を行ないます。ゆっくり呼吸をすることで心身ともにリラックスできますよ。呼吸を深く続けていると、身体がリラックス状態になり、瞑想しやすくなります。
瞑想
精神面をリラックスさせ、ストレスを解消するために瞑想を行ないます。マタニティヨガの教室によっては、出産時のイメージトレーニングを行なう場合もあります。
マタニティヨガの効果
マタニティヨガを行なっていると、筋力がつくだけでなくママの心や神経面もリラックス効果があるので、安産になりやすいといわれています。
血行がよくなる
体操を行なうことにより、身体全体の血行がよくなります。妊娠中に悩まされることが多い腰痛や肩こり・足のむくみ・足がつるなどの症状を解消することができます。
出産時に呼吸法を活用
マタニティヨガで呼吸法を使うようになると、出産時にも自然と深く呼吸できるようになります。出産のときに痛みのあまりに上手に呼吸ができず、パニックになるプレママもいるのですが、マタニティヨガをしていれば呼吸が上手にできます。
体重コントロール
マタニティビクスの場合は、身体を動かすことによって体重増加を防ぎます。マタニティヨガは、精神的にリラックスできるので、ストレスから食べ過ぎてしまうというのを防ぐことができるのです。
骨格のバランスを整える
ゆっくりとした体操を行なうことで、少しずつ骨格のバランスを整えていきます。妊娠したことにより、骨盤のバランスが崩れてしまっていてもマタニティヨガで整えることができます。
自律神経に働きかける
もともとマタニティヨガは心をリラックスさせることが中心でした。マタニティヨガを行なうことにより、不安定になりがちだった自律神経のバランスを整え、女性ホルモンの分泌を調整してくれます。
マタニティヨガをするためには?
マタニティビクスと同様に、マタニティヨガも医師の許可が必要になります。マタニティヨガに参加する時期も安定期に入る妊娠15週から出産直前までがオススメです。切迫流産や妊娠高血圧症候群で入院している場合などは、マタニティヨガができないこともあります。かかりつけの医師にマタニティヨガをしてもいいかどうか、確認をとってくださいね。
医師の許可をもらうと当時に、家族の理解も得るようにしましょう。『ヨガ』と聞くと、あぐらをかいてむずかしい体勢をするもの、と想像してしまうパパもいるかもしれません。マタニティヨガは、普通のヨガと違ってプレママのためのプログラムが組まれていることをちゃんと伝えてくださいね。
妊娠中はあまり外出しなくなり、家の中にいることが多いプレママもいるでしょう。そんな時はマタニティヨガに通って、心身ともにリフレッシュしてください!マタニティヨガ教室には、あなたと同じプレママさんたちがいます。お友達になって情報交換をすることもできますよ♪