粉ミルク
粉ミルクは、母乳が足りないときや出ないとき、お出かけのときなどに使います。昔は粉ミルクだと成長が遅くなると言われてきましたが、最近はどのメーカーも栄養面では母乳に劣らなくなりました。粉ミルクを選ぶときのコツは、ベビー用品を販売しているお店などでメーカーの育児相談会などがあります。試供品がもらえるので、買う前に赤ちゃんに比較してもらって、好んで飲むものを選ぶと良いでしょう。

粉ミルクの種類
育児用粉ミルク
一般的に赤ちゃんが飲む粉ミルクと言うと、乳児用調整粉乳をさします。母乳が足りないときに母乳と合わせたり、粉ミルクをメインにして飲ませます。栄養面では最近の粉ミルクは母乳に劣らないものになりました。スティックタイプは持ち運びに便利です。ミルクアレルギーに配慮した粉ミルクもありますが、ミルクアレルギーを治療するものではありません。
妊娠中、授乳中のお母さんが飲む粉ミルク
お母さんが必要な栄養を摂る事で、赤ちゃんも元気になります。葉酸、カルシウム、マグネシウム、食物繊維などが含まれています。
お医者さんから勧められる粉ミルク
既にミルクアレルギーと診断された場合のアレルゲン除去粉ミルクや粉ミルクを飲むと体調を悪くする赤ちゃんの粉ミルクなどがあります。
フォローアップミルク
離乳食後期にあたる生後9ヶ月ごろから、粉ミルクから普通の牛乳へ切り替えるために飲む粉ミルクです。お母さんからもらった免疫が9ヶ月頃にはなくなってしまい、外から風邪などをもらいやすくなります。無理に飲ませる必要はありませんが、ビタミンや鉄など栄養バランスの良い粉ミルクなので、栄養の偏りが出てくるときなどにおすすめです。森永乳業の「チルミル」明治乳業の「ステップ」ビーンスタークの「つよいこ」などがあります。
粉ミルクの主なメーカー
明治乳業
「明治ほほえみ」は4.000人のお母さんから母乳のサンプルをもらって、母乳の栄養に限りなく近づけた粉ミルクです。母乳で育つ赤ちゃんと同じように、粉ミルクを飲む赤ちゃんが成長するように調査研究が進められています。ミルクアレルギーに配慮した「ミルフィーHP」もあります。
森永乳業
ミルクアレルギーに配慮した粉ミルクを販売しています。「E赤ちゃん」や「はぐくみ」には脳や神経の発達に欠かせないDHAや母乳に含まれるたんぱく質ラクトフェリンが配合されています。
ビーンスターク
「すこやか」はヌクレオチド、シアル酸などを母乳と同じレベルまで近づけた粉ミルクです。ミルクアレルギーに対応した「ペプディエット」もあります。
赤ちゃんが飲む粉ミルクの量の目安
- 1/2ヶ月:80〜100ccを1日7〜8回
- 1/2〜1ヶ月:120ccを1日7回
- 1〜2ヶ月:140〜160ccを1日6回
- 2〜3ヶ月:160〜180ccを1日6回
- 3〜4ヶ月:200〜220ccを1日5回
- 4〜5ヶ月:220ccを1日5回
- 5〜6ヶ月:220〜240ccを1日5回、うち離乳食後に1回
- 6〜9ヶ月:200〜240ccを1日5回、うち離乳食後に2回
赤ちゃんに必要な栄養
- シアル酸:O−157やインフルエンザなどの悪い菌から赤ちゃんを守ってくれます。
- ヌクレオチド:脳や神経、網膜の発達を促し、DHAを生成します。
- DHA(ドコサヘキサエン酸):アトピー性皮膚炎などのアレルギー疾患を予防し、脳や神経の発達を促します。
- タウリン:脳の発達を助け、視力や心臓を強くします。
- アルギニン:免疫力を高め、代謝を良くして成長を促し体の毒素を尿として排出させます。
- α−ラクトアルブミン:消化しやすい乳清たんぱく質です。
- オリゴ糖:腸を整え、便秘を予防します。普通の砂糖より虫歯になりにくい糖です。
- リノレン酸:皮膚と髪の毛を生成し、アトピー性皮膚炎を予防します。
- β−カロチン:視力や免疫系を強くし、皮膚や骨などの成長を促します。
ミルクアレルギーってなんだろう?
ぜんそくやアトピー性皮膚炎といったアレルギーは遺伝しやすいと言います。赤ちゃんが最初に出会うアレルゲンが粉ミルクです。母乳のミルクとはたんぱく質が違って、粉ミルクのたんぱく質は大きくて赤ちゃんにとって消化しにくいたんぱく質なんです。遺伝を持っているからと言って必ずアレルギーを起こすわけではありません。ミルクアレルギーを起こさないように作られたアレルギー用の粉ミルクは、大きなたんぱく質を小さくしてペプチドにしているので安心ですね。
粉ミルクの取り扱い
- 飲み残した粉ミルクはすぐに雑菌が入るので必ず捨てましょう。
- 常温で保管し、開封後1ヶ月で使い切るようにします。
- 赤ちゃんが飲み終わったらゲップをさせましょう。

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