贈り物にも多いベビー食器ですが、実際に使うとなったら、デザインも大切ですが、使いやすさも大切ですよね。赤ちゃんにとって使いやすく、お母さんにとって洗いやすいベビー食器なら食事も楽しくなりそうです。赤ちゃんの成長に合わせて買い揃える人が多いと思いますが、どのように選んでいけば良いのでしょうか。
ベビー食器の選び方
ベビー食器は赤ちゃんの成長段階によって選びましょう。大きく分けると、生まれてすぐから離乳食の後期(カミカミ期)にあたる1歳頃までは大人が赤ちゃんに食べさせる時期になります。
1歳頃から、自分でフォークやスプーンを持てるようになります。そのため、大人が赤ちゃんに食べさせやすい食器と赤ちゃんがトレーニングしやすい食器を選ぶことになります。赤ちゃんが使うなら木や竹、漆の優しい素材やプラスチック製の軽くて割れない素材がおすすめですが、プラスチックの中でも熱に強いABS樹脂やポリプロピレン、他には磁器、陶器、コレール(耐熱ガラス)など洗いやすく電子レンジで加熱できる素材もおすすめです。
赤ちゃんに食べさせやすいベビー食器
スプーン
持ち手が長く、赤ちゃんの口に入りやすい形状、すりつぶしやすい底面、軽くて扱いやすい素材が適しています。
離乳食時の食器
適度な大きさですくいやすいお皿、レンジで温めたり保存容器として使えるお皿が便利です。
赤ちゃんが食べやすいベビー食器
赤ちゃん用の食器はデザインも豊富ですし、赤ちゃんが使っても危険がないように工夫がされています。大きくなってくるとフォークとスプーンが使って離乳食を食べようとがんばります。それが楽しかったり、怒ったりとたくさんの表情が表れます。食事の時間が楽しくなるような赤ちゃんお気に入りの食器を選びましょう。
フォーク
赤ちゃんが持ちやすいクリップでストッパーつきのものが安全です。普通のフォークより口に届きやすい角度が食べやすいです。
スプーン
握りやすく、口に運びやすい作りのスプーンが適しています。1口分の大きさが目安です。
ランチプレート
1枚のプレートで数種類のおかずを盛り付けることができます。仕切りがあると、汁がこぼれませんし、仕切りなしは見た目がすっきりします。
お茶碗・お皿
手に持つ食器はグリップがついていて握りやすいものを選択しましょう。おかず用のお皿は赤ちゃんが持ち上げにくく、こぼれにくい角度のついたお皿が適しています。
あったら便利なベビー食器
あったら便利な育児グッズも販売されています。ストロー付のマグカップがあると、赤ちゃんが自分で飲み物を飲むようになったりします。
ストローボトル
お出かけの時はストローボトルが便利です。ストローを挿したまま蓋ができて、飲む時にストローが出てきます。
トレーニング用マグカップ
哺乳瓶を卒業させたいときに便利です。最初は乳首(ニップル)つきで、少しずつ吸い口、ストロー、両手つきと変化していきます。こぼれにくく、飲みやすいものがおすすめです。
スタイ
食事のときは、落ちた食べ物をキャッチできるポケットつきのスタイが便利です。肌に優しい柔らかい素材を選びましょう。離乳食がこぼれた時に直接赤ちゃんの体に食べ物がくっつくので、肌荒れの原因にもなります。毎日使うものなので、数も大事ですが素材の選び方も工夫してみましょう。
人気のベビー食器
ナルミ
上品なデザインの多いナルミですが、ベビー食器は動物柄や物語の絵柄で楽しさいっぱいです。レンジやオーブンの加熱ができて、落としても割れにくい陶磁器を使用しています。環境に優しい素材なので、食器の使用による環境汚染物質が体の中に入る心配もありません。
ベビービョルン
5段階に切り替えできるマグカップのトレーニングはカラフルで楽しそうです。環境に優しい素材を使用し、赤ちゃんが持ちやすく、こぼれない工夫などをしています。他にも温度変化が判るスプーンや洗いやすいポリエチレンやプラスチックのスタイなどがあります。
キャラクター物
人気のキャラクターには、ミッフィー、スヌーピー、ディズニーなどがあります。ベビー布団やベビー服と合わせて楽しめます。
赤ちゃんの食事の変化
ベビー食器を使って離乳食を進める場合、当然赤ちゃんの成長によって変える必要があります。成長別の離乳食の変化について考えてみましょう。
6ヶ月~8ヶ月
離乳食の初期から中期にあたるこの時期は、少しずつミルク以外の食べ物に慣れる時期です。食べ物に興味が出てきて手づかみで食べようとする赤ちゃんも出てきます。赤ちゃんの好きなようにさせてあげて、ストローで飲む練習をしてみましょう。
9ヶ月~1歳
離乳食の後期になると、スプーンやフォークが少しずつ使えるようになります。赤ちゃん用のスプーンやフォークを持たせてみましょう。飽きちゃったらお母さんが食べさせてあげます。コップもお母さんが支えてあげれば飲めるようになります。
1歳~1歳半
離乳食が完了する時期は、だいぶスプーンやフォークが上手に使えるようになります。上手に使えたらほめてあげましょう。コップも1人で飲めるようになります。
1歳半~2歳
離乳食が終わって幼児食になると、自分で口に入る分だけ口に入れるようになったり、フォークでいろんなものを刺せるようになります。コップも片手で飲めるようになります。箸に興味を持つ子には持たせてみましょう。