赤ちゃんは一日の中でたくさんの時間を睡眠に使います。赤ちゃんが成長するためのエネルギーをたくさん使うため、睡眠が必要です。生後2ヶ月くらいになると、赤ちゃんの起きている時間と睡眠時間にリズムがついてきて、6ヶ月頃には、夜の睡眠がまとまってきます。睡眠によって赤ちゃんの脳や自律神経が発達する、大切な役割があります。赤ちゃんが気持ちよく眠れるようなベビー布団や寝具を用意してあげてくださいね。
ベビー布団の選び方
素材は保温性、吸湿性、放湿性に優れた綿100%のベビー布団がおすすめです。ミニベット用、一般的なベビーベット用、床敷き用などがあります。
ミニベットは1年くらい、普通のサイズで2~3年、大きいサイズだと小学校や中学校入学まで使えるものもあります。お出かけ先ではおくるみ(アフガン)やお昼寝マットが便利です。激安組布団6点セットや4点セットもありますが、ポリエステルが含まれているものはおすすめしません。カバーも綿100%にします。
セットの仕方は、敷布団に防水シーツ、汗取りパッドを載せてシーツをかけます。上は掛け布団、夏はタオルケットか綿毛布を組み合わせてかけます。布団はこまめに干して、シーツは毎日洗濯できるものを選びます。常に何枚か用意しておきます。タオルやガーゼがあると上にかけることができますし、タオルを折りたたんで頭の下に敷いて枕の代わりにすることもできて便利ですよ。
人気のベビー布団
西川繊維
西川繊維は布団で有名なメーカーです。赤ちゃん用の綿毛布や湿気取りパッドなど、豊富に揃えています。特にベビー布団はオーガニックコットン90%~100%使用したベビー布団、ノンアレルゲンのラモルフェなど素材にこだわっていて赤ちゃんも安心です。
マリメッコ
マリメッコのベビー寝具は、優しく明るいデザインのタオルケットや綿毛布などがあります。可愛いだけでなく、洗濯機で洗えて便利ですよ。
キャラクター物
スヌーピー、ミッフィー、プーさんなど、お父さんお母さんの小さかった頃から人気のキャラクターが人気があります。
※オーガニックコットンとは?
3年以上農薬を使わない有機栽培によって栽培された綿花を言います。化学肥料や除草剤を使っていないので自然の風合いを残し、赤ちゃんにも地球にも優しいコットンです。
赤ちゃんが眠れるようにするには?
赤ちゃんの睡眠
新生児の赤ちゃんは、平均18時間~20時間も眠っています。成長するにつれて、昼と夜の区別がつき、お昼寝の時間が短くなって夜にまとめて眠れるようになります。赤ちゃんの体温は37℃。暑がりの寒がりな上に寝ている間、よく動きます。夏でも冬でも寝冷え対策をしましょう。
眠れる環境づくり
赤ちゃんが眠れるようにするには、部屋を暗くして、静かな環境にします。側にスタンドが置いてあると、おむつ替えや授乳のときに便利です。お昼寝のときも強い日差しが入らないようにレースのカーテンやすだれで遮ります。この時、真っ暗にせず、昼と夜の区別をつけると、赤ちゃんの夜泣きが少なくなります。
夜泣きは、赤ちゃんの脳が眠っているのに目が覚めることで起こります。夜泣きの研究が進んでいませんが、暑いとき、寒いとき、天気や知らない人が来ているとき、いつもと違うことを察知して泣いちゃうようです。おなかがすいていないか、おむつが濡れていないかなどを確認したら、ベビーマッサージをする、歌を歌う、背中をトントンする、おしゃぶりをするなど工夫をしてみましょう。
汗を取って体温調節
赤ちゃんが汗をかいたら濡れタオルで汗を押さえます。寝返りのうてない赤ちゃんには、うちわで風を送ったり、体の向きを変えてあげます。パジャマは通気性の良いガーゼの上下に分かれたタイプが、汗をよく吸い、おなかを冷やすことがなくておすすめです。お母さんが睡眠不足で疲れているときは、無理をしないで赤ちゃんと一緒にお昼寝して体力を温存しましょう。
あると便利なもの
エアコン、加湿器 | 室温が22℃~24℃、外との気温差が4℃~5℃になるようにします。湿度は50%~60%、エアコンや加湿器で調節ができると便利です。温湿時計を使ってこまめにチェックしましょう。 |
汗取りシート | 暑い夏は特に汗をかきます。赤ちゃんの背中に入れておくと汗取りシートを取り替えるだけなので着替えが少なくなります。 |
スリーパー | ガーゼやタオル素材のスリーパーで赤ちゃんの体をすっぽり包むと、赤ちゃんが動いても寝冷えしません。一年中使えて便利ですよ。 |
クーファン | 持ち運びしやすいクーファンはお出かけ先で赤ちゃんがお昼寝をするのにとても便利です。お昼寝マットの代わりになって、バッグやプレイマットにもなる便利なクーファンが出てきました。頑丈で赤ちゃんをしっかり守ってくれそうなものを選びましょう。 |