離乳食が始まる前の生後4ヶ月頃になると、赤ちゃんの唾液腺が発達し、よだれがたくさん出てくるようになります。赤ちゃんはまだ唾液を飲み込めないのでだらだら垂らしてしまうんですね。そのままにしておくと肌荒れの原因になるため、ガーゼなどで拭き取ります。中にはよだれを拭かれるのを嫌がったり、硬いスタイ(よだれかけ)を嫌がる赤ちゃんもいます。優しい素材のスタイを用意して赤ちゃんもお母さんも快適に過ごしたいですね。
スタイの選び方
大きく分けると、お出かけ用のスタイ、食事用のスタイ、普段用のスタイがあります。お出かけ用のスタイはデザイン重視で折りたたみして持ち運びがしやすいものが多く、その時着ている服とのコーディネートも楽しめます。食事用のスタイはポケットがついていたり、ビニールやナイロンなどの化繊繊維が多いです。服が汚れないように体を覆ってフィットするスタイが良いでしょう。
手づかみで食べるようになった赤ちゃんには袖つきの食事用エプロンもあります。普段使用するスタイは、汗やよだれを吸収してくれてすぐに乾くオーガニックコットンやパイル地、ガーゼなどの天然素材が人気があります。コットンに麻が入っていると独特の風合いが楽しめます。肌のトラブルが起きやすい夏は特に天然素材がおすすめです。
スタイの種類
天竺、ガーゼ | さらりとして通気性が良く、春夏向き。 |
スムース | 厚みのある生地で秋冬向き。 |
フライス、パイル | 肌着にも使われるソフトな肌触りで一年中OK。 |
オーガニックコットン | 3年以上農薬を使わない方法で栽培したコットン。 温かい風合い。 |
ビニール、ナイロン | 小さく折りたためるので持ち運びに便利。手入れが簡単。 |
プラスチック | 硬い素材で家での食事向き。手入れが簡単。 |
スタイの人気ブランド
ベビービョルン
柔らかいプラスチック製の扱いやすさと明るい色が特徴のベビービョルンのスタイは、食事が楽しくなりそうです。赤ちゃんの肌へぴったりフィットし、邪魔になりません。
カーターズ
男の子用はブルーでライオンや野球の柄、女の子用はピンクでうさぎやお花と判りやすいスタイです。頑丈なのでがんがん使って洗濯機でいっぱい洗っちゃいましょう。
スタイを手作りしてみましょう
壁紙の入手
ハンドメイド作品を公開しているブログやお店のホームページで型紙をダウンロードすることもできます。最初はキットから始めて、手持ちの布でアレンジするのが入っていきやすいです。
布、マジックテープかスナップ
作り方
まず、スタイの型紙を作ります。全体の縦の長さは27cm、襟幅4cm、横幅は19cm、首からの長さは13cmになります。角を丸くつけて型紙を取ったあと、布の上に型を取って布を裁断し、縫い代を5mm~1cmとって縫います。ミシンでも手縫いでもお好みです。マジックテープかスナップをつけてできあがりです。
バイアステープをつけて丈夫にしたり、2枚の布を使ってリバーシブルにすることもできますよ。名前を刺繍してもかわいいです♪
オーガニックコットンの手縫い服
オーガニックコットンの手ぬい服(いそみきよ著・主婦の友社)
オーガニックコットンを使ったベビー服や小物の作り方が載っている本です。型紙がついているので初めての人でも簡単に作れます。インターネットでキットを購入することもできます。
手ぬい手あみのベビーウエア-0~24ヶ月(実業之日本社)
手ぬいや手あみの味わいのある作品たちです。どれも可愛くて思わず作ってみたくなります。型紙がついて説明も解りやすい、初めての人におすすめの1冊です。
スタイのまとめ
スタイは食事だけではなく、外出時にはよだれかけになります。子供によりますが、よだれが出やすい赤ちゃんもいるのでスタイは何かと使いやすいアイテムになります。価格は上がりますが、シリコン性のスタイはこぼれた食事や飲み物が体につかないため、赤ちゃんの体への負担が少なくなります。各ブランドで可愛いおしゃれなスタイもあり、外出時に役立ちます。スタイに見えないデザインのものもあり、スタイ選びに幅が出るので見ているだけでも楽しいですよね。
スタイは1日に何度も変える事があるので、数には余裕をもたせたいですね。